ルール追加大富豪で遊んだ

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この記事は何か

最近、Twitter数学クラスタ周りで流行っているルール追加大富豪を普段自分とゲームを作ったり遊んだりしているゲーム仲間でやってみようという試みと、その結果について、ゲームの内容より、 追加されたルールに焦点を絞ってまとめたものです。

ルール追加大富豪とは

こちらのtogetterを参照

参加者と日時

5/24 お昼頃@わんど家

花岡(@hanaoka)、傘猫(@Nya)、鏡(@logicairforce)、わんど(@wand125)

花岡によって、ルール追加大富豪をしようという提案があり、ようやく実施する運びになった経緯で、 上記Togetterは以前全員が目を通したことがある状態でした。

ゲーム

1回戦

基本ルールを確認

まず、前提となるルールを確認します。

基本ルール

  • トランプは1セット52枚+Joker2枚を使用する
  • ダイヤの3を持っている人から時計回りにカードを出す
  • カードの強さは3→4→5→...→10→J→Q→K→1→2→Jokerの順で規定される。
  • 2枚以上のカードは同じ数であれば同時に出すことができる。
    • この時、次のプレイヤーは前に出されたカードと同じ枚数で、強いカードを出すことが出来る
    • 複数枚カードを同時に出す時は、Jokerはワイルドカードとして扱うことができる
  • パスを行うことができる、パスを行ったプレイヤーはそのターン、カードを出さずに次の人にターンを回す。
  • 全員がパスを行うと場は流れ、次のラウンドに進む。
    • その際、最後にカードを出したプレイヤーが次に好きなカードを出すことが出来る
  • 手元のカードをなくした人が現れた時点で時点でゲームを終了し、その人が大富豪となる。
  • 大富豪は次の試合のルールを一つ追加する。
    • 提案者以外の全プレイヤーが反対した場合、その提案は受理されない。

Togetter版の基本ルールを再確認せずに、基本ルールを作成したらほぼ同じになっていました。

大富豪というゲームを成立させるのに必要な最小限のルールはこうなんだなあといった感じ。

最後のルールは「鏡が来て、『基本ルールをアグリコラに変える』と言い出したら 困るな」ということで前日に、付け足しておこうと話していたルールでした。

鏡「読まれていた」

ゲームの流れ

  • ダイヤの3を持った花岡からスタート
    • 席順は時計回りに 花岡、わんど、傘猫、鏡でした。
  • 「8を出す」 - 何も起きないようだ

大富豪を地味でつまらなくしたゲームといった感じでした。

わんどが勝ちました。

2回戦

追加するルールについてなにも考えていなかった! とりあえずフレーバーを足したい。

ルールの追加

  • 同じスートの連続する2枚以上で『階段』が作れる
    • 『階段』に対しては同じ枚数の階段で返すことが出来る
    • 強さが最大値のカードの強さが、その階段の強さとなる

『階段』のルールを追加しました。

追加定義として連番が定義されます。 * カードの強さは3→4→5→...→10→J→Q→K→1→2→Jokerの順で規定される。 この順序で、隣合ったカードが連番となります。

同スートの2枚から階段が起こるルールの時点で既に全員初プレイの新しいプレイ感でした。

ゲームの流れ

  • スタートプレイヤーについてのルールがダイヤの3しか明記されていなかったので ダイヤの3を持っている花岡がスタートプレイヤーになりました。
  • まだ普通の地味な大富豪で、結構テンポが悪く感じる。

花岡が勝ちました。

3回戦

ここで花岡がテンポを速くするルールを追加

ルールの追加

  • 4から8のカードをすべて抜く

確かにこれは速い。3が残っているので、スタートプレイヤーはダイヤの3を持っている人からになります。

3と9は連続しません。

ゲームの流れ

鏡が勝ちました。傘猫がそろそろルール追加をしたそうにしている。

4回戦

ルールの追加

  • 4枚以上場にカードが同時に出たら『革命』が起こる
    • カードの強さが逆転する

定番の革命ルールが追加されました。補足として、カードの強さは 基本ルールで決められている

  • カードの強さは3→4→5→...→10→J→Q→K→1→2→Jokerの順で規定される。

が適用されるので

  • [補足] 革命状態でカードを1枚だけで出した場合、Jokerが最弱になる

ことになります。

ゲームの流れ

傘猫が勝ちました。これで全員1回ずつルールを追加することに。

2枚階段などによって、デッキで複数枚数出しのシナジーが起こるカードが格段に増えた分 1枚だけの単体カードが邪魔に感じてきました。

じゃあルールを追加しよう。

5回戦

ルールの追加

  • カードを出す時に右隣のプレイヤーにカードを1枚渡す
    • カードを出した後、上がれる場合は渡さなくても良い

大富豪のローカルルールの中でも比較的ポピュラーな「7渡し」のルールを すべてのターンで行われるようにしたものです。パスの時は発動しません。

複数枚数カードを出した場合でも渡せる枚数は1枚だけです。

ゲームの流れ

  • 渡しルールを考慮せずに揃った状態を作ると手札を崩すので大変
  • 手番でカードを出すことが強くなった感じ、 要らないカードを回しながら強いカードを出し続けられる。
  • この辺から手札を使った長期戦略が立てにくくなってくる
  • 花岡が勝ちました

6回戦

お腹が空いてきました。

ルールの追加

  • ゲームの終了時に最もカードが多いプレイヤーを大貧民とする
    • 6試合目の大貧民は昼飯を買いにいく

昼飯を買ってくるルールのついでに大貧民が定義された感じです。

大貧民複数現れる場合もあります。

ゲームの流れ

鏡からスタート、良い手札を引いた鏡は自分がカードを出しつつ、 右隣の傘猫に要らないカードを回し続け、 結局傘猫が一枚も出せないままゲームが終了しました。

お昼ご飯タイム

7回戦

ルールの追加

  • 富豪もルールを追加できる。
    • ゲームの終了時に、手札が2番目に少ないプレイヤーを富豪とする
  • 追加順は大富豪が最初に追加し、大富豪を起点に時計回りに富豪が追加する

  • togetterでもおなじみのルール「ばいそく」を定義&追加しました。

2番目のルールは富豪は複数人いる場合用の補足ルールです。

このゲームにおいて、ルールの追加順は大事なのでしっかり決めておきます。

1位以外の全員が同じ枚数だった場合、富豪かつ大貧民になります。

ゲームの流れ

傘猫が勝ち、最もカード枚数が少なかったのは花岡でした。

8回戦

5回戦からゲームの方のルールが動いていなかったのでそろそろ追加に期待されます。

ルールの追加

傘猫による追加

  • スタートプレイヤーは1枚目を出す前にダイスを振って出た目の数だけ、 スタートプレイヤーを起点に時計回りのプレイヤーから順に1枚ずつカードを受け取る
    • 渡す人がカードを選ぶ

スタートプレイヤーが有利なのを補正するためのルールのようです。

プレイヤーがA,B,C,Dの順で、スタートプレイヤーのAが4の目を出したら Bから2枚,C,Dから1枚ずつカードを受け取る感じです。

ちなみに、それまでは花岡がスタートプレイヤーを取りすぎていました。

花岡による追加

カード減らしすぎたよね?やっぱり増やそう? ...というわけで

  • カードをもう1セット追加する
    • [補足] 追加したカードも4から8のカードをすべて抜く
    • [補足] スタートプレイヤーはもとのカードのダイヤの3とする

これで、カードは68枚(8*8+4)と、元のトランプより多くなりました。

ゲームの流れ

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↑スタートプレイヤーがダイスを振る

当然のように革命が多発するが、スタートプレイヤーの花岡が 「革命状態かそうでないかを表裏で判別するマーカーを用意しよう。」 と言い出したおかげで地獄を見ないで済みました。気付くのが速かった。

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↑革命状態

花岡が上がり、次にカードが少ないのはわんどでした。

9回戦

ルールの追加

花岡による追加

  • 革命を3枚以上とする

「ゲームは積極的に壊していけ」 by 花岡修一郎

わんど

  • 枚数が同じであれば、出し方によらず同じラウンドで出せる

同じ数字の複数枚出しと階段を同じラウンドで出せる。

  • 強さが最大値のカードの強さが、その階段の強さとなる

ここで、2回戦で定義したカードの強さが生きてきます。

ルールの確認

(10,10,10)を3枚出した場合、強さJである(9,10,J)の階段の方が強いので、 わんどルールによって、通常状態ではカードを出すことができますが、

今回定義された花岡ルールによって、(10,10,10)が出された時点で 革命が起こります。

革命が起こった状態では、(9,10,J)の中の強さが逆転し、強さが9となります。

そのため、革命状態でもなお、(10,10,10)の3枚出しより、 (9,10,J)の階段の方が強いため、(10,10,10)に対して、(9,10,J)で返すことが出来ます

ゲームの流れ

  • プレート大活躍

わんどが大富豪となり、花岡、鏡が富豪となりました。

この辺りからどんどんゲームがおかしくなってきます。

10回戦

ポーカーを入れようと言う声が花岡方面から聞こえたので先にそのアイデアをいただきました。

わんどによるルール追加

  • ラウンドがポーカーの役として成立するカードのみかつ、ポーカーの強さの順で進んでいる時、場のカードをポーカーと見立てることが出来る。
    • 役に関わるカードのみを出すことが出来る。
    • そのターン、それ以後革命は発生せず、強さはポーカーの強さで決まる。

今回、最も補足ルールが多かったのがこのルール。 定義文が長くなってしまいました。

ルールについて

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役とその強さ

まず、ポーカーとして成立する役は以下の11種類、強さはこの順序で決まります

  1. ハイカード
  2. ワンペア
  3. ツーペア
  4. スリーカード
  5. ストレート
  6. フラッシュ
  7. フルハウス
  8. フォーカード
  9. ストレートフラッシュ
  10. ロイヤルストレートフラッシュ
  11. ファイブカード

また、役に関わるカードについては、 ワンペアはペアの2枚、ツーペアはペアの4枚、 スリーカード、フォーカードはそれぞれ同位の3枚、4枚、 ハイカードは便宜上1枚、残りのカードは5枚を指します。

役の強さは同じ役でも規定され、スートは考慮されず、位の強さは考慮されます。 例えば、フルハウスの場合、3枚の方の位をまず比較し、次に2枚の方の位を比較します。

位の強さは2→3→4...→J→Q→K→Aなので、同じ役の場合、2が最弱となります。

ジョーカーはワイルドカードとして使用できます。

量子重ね合わせ

ラウンドの開始時は「大富豪」と「ポーカー」の重ね合わせ状態でスタートします。

ポーカールールでしか、出すことの出来ないカードの出し方が行われた時点で ルールは収束し、「大富豪ルール」か「ポーカールール」かに定まります。

  • 階段や4枚だし革命などは大富豪状態でのみ起こるルールです。
  • 渡しはカードを出すことに紐づくルールなので、ポーカー状態でも起こります。
収束の例
  • 通常状態で、1枚のAに対して1枚の2を出した。
    • ポーカーではAのハイカードよりも、2のハイカードが弱いため、 ポーカーの役として見た場合はこのラウンドは成立しません。 すなわち、ゲームは大富豪に収束します。
  • 初手でフルハウスとなるカードを出した。
    • 最初のカードからポーカーに収束しました。 このラウンドはポーカーの役として成立するカードのみ認められます。
  • 初手でカードを5枚出した
    • 大富豪の操作としても、ポーカーの役としても成立するため、 この段階では大富豪とポーカーのどちらになるかは確定しません。
    • 大富豪状態でもあり、カードを3枚以上出したため、革命が発生します。
    • 革命の発生は状態であり、カードの出し方ではないので、革命の発生によって収束することはありません。
  • 初手でカードを6枚出した
    • 大富豪として収束します

革命

  • ポーカー状態では、革命が発生することはありませんが、 革命中にポーカー状態に入ることは発生します。

この場合、上記の役とその強さの順序が逆転します。 2のハイカードが最も強くなります。

鏡による追加

  • これ以降、ルールの削除を禁止する

追加は認められるが変更はマイナーチェンジに限る感じです。 一度決めたルールはゲームとして取り入れる、強い意志を感じます。

花岡

  • どんな状況でも、9が半分以上含まれているカードを出した場合、場が流れる

8切りに相当するものを追加しました。 8が存在しないので9になりました。

ゲームの流れ

  • ポーカーとしての流れが優勢で続きました。
  • 2のハイカードが強かった。
  • フラッシュは強そうだけど思ったより出ない
    • カードセットが独特なので、ペアが出やすい
  • 9切りは忘れがち
    • 半分以上という条件が忘れやすくなったのかも
  • 渡しも忘れがち

  • 3枚のカードとJokerを2枚使う場合、ファイブカードが強いかと思われたが、 収束せず大富豪として対応可能なため、 フルハウスでポーカーとして収束させてしまう方が強い場合があった。

傘猫が上がり、鏡が富豪になりました。

11回戦

ルールの追加

追加者: 傘猫 * カードを出す時に裏向きで出して、嘘だと思った人はダウトと言うことが出来る * ダウトに失敗したら、その人が場のカードを全部取る * ダウトに成功したら、カードを出した人が場のカードを全部取る * ダウトに成功したら次の手番は成功した人からとする * 失敗したら次の手番は出した人の次の人から

通常のダウト大富豪は面白いルールなのですが、現在の量子ルールでどうなるのかに期待

追加者: 鏡 * 次のゲームの勝者がこのゲームの名前をつけて、このゲームに勝利する

様式美、togetter先のルールにリスペクト

鏡が家を出る時間、さらに、ルールの処理が大変になってきた、ちょうどいいタイミングでした。

ゲームの流れ

  • 場のカードが欲しい場合にダウトと言って失敗したら貰える。
  • 成功したら自分が手番になる。
  • ゲームが終わらない可能性が出てきた。
  • ダイヤの9,10,J,Q,K,1,2の階段革命が起こる
  • わんどが次の手番だったので、ダウトというと確定で自分の手番になる。
  • ポーカーを利用して5枚ずつカードを減らすのが割と良い。
  • でも2のハイカードが強い。ポーカーモードにしてしまうとJokerより強い。

減らすことに集中した傘猫さんがポーカーで後半一気に10枚減らして勝利。

「ダウトポーカー」 と命名されました。 確かにポーカー状態がほとんどだった。

まとめ

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↑チップとかまだ使ってない

思ったより楽しかった。思ったより壊れなかった。人間の遊べるゲームになった。

ゲーム制作者同士でやると、ゲームを面白くないところを潰す方向に ルールが拡張されていくのが良い感じでした。一緒に遊ぶ人に左右されるゲーム。

夜もやります。

現実と非現実の話

にいみさんに 「わんどさん、体験型イベントアドベントカレンダー書いて♡」 って言われたので急遽書きます。

この記事は体験型イベントアドベントカレンダーの12月14日の記事として書かれたものです

体験型イベント Advent Calendar 2014 - Adventar

紹介

今年の3月末から零狐春に所属して、 Web謎を2作ほど公開したり、三億遊戯のジャッジをしたりしました。 本業ではスマホ向けゲームを作っています。

自分が今まで、がっつり関わったコンテンツの中で一番体験型イベントに近いのは三億遊戯かもしれません。 そして次の体験型イベントは謎解き王2になる予定です。

[参考リンク]

Webにおける体験型イベント(体験型イベントAdvent Calendar)|八索@ZER0KIT|note

三億遊戯の話は今度書きます。

ゲームについて

現実の社会には様々な要素があり、情報が多すぎることで本質がみえないため その中の一部の本質的な要素に着目したり、 もしくは現実世界と完全に切り離した仮想現実の中での体験が行われます。

また、リアル体験型イベントはそんな中でも、現実世界の要素をいくつか残していることで、 ゲーム部分に余分な複雑性を含めなくても難易度をあげています。

RPGで遊んだ

中学生の頃、RPGで遊んでいて、 この世界はどうしてこんなに過ごしやすいのだろうと考えたことがありました。

  • 世界が小さい(ワールドマップになるとさらに小さい)
  • ワープもできちゃう
  • 宿が安い
  • セーブポイントからやり直せる
  • ステータスが数値化されてわかりやすい etc

確かにこれらは現実世界にない特徴ですが、 そのおかげで過ごしやすく感じているのかというと、いまいちピンときませんでした。 考えていくうちに、1つ決定的な違いが浮かびました。

  • アイテムを無意味に失くさない。

これだ! 自分に取って、ものを失くさずに世界を歩ける安心感こそが過ごしやすさであり、 そして、世の中の多くの人たちは、これだけ過ごしやすいのだということに悲しくなり、 また、過ごしやすい世界を作ることをライフワークにすることを決めました。

零狐春に入った

今年の3月に、謎解き界と近付こうと思い、 花岡さんに、「アナザービジョンの人たちとリアル脱出ゲームに行きたい」 という話をしたところ、その3日後ぐらいの花岡、常春、傘猫で行く予定だった 魔法禁書エンラッドからの脱出に混ぜてもらえることになり それがきっかけで零狐春に入ることになりました。

このとき、

LINEで連絡を取っていたのに、わんどが途中で携帯を落とし、 スタッフに相談の上、そのまま彷徨いつつ 結局みんなで分担できて、その回でダントツの最速クリアだった

ということがあり、零狐春のメンバーコメントでも

[常春コメント] 脱出ゲーム公演中にものをなくすことによって脱出難易度を自らあげていく特殊能力を持つ。初めて会ったエンラッドも携帯を求めさまよいながら謎をバリバリ解きすすめていた。

こう書かれています。

現実と非現実

自分に取ってなにが現実で、なにが非現実かというと、前述の話から、 「物をなくす世界が現実で、物をなくさない世界が非現実」 と定義することができます。

また、現実世界の要素の中で真っ先に切り捨てなければならないものが物の管理で、 人間がやるものではないとも思っています。

体験型イベントと現実

エンラッドは現実を感じたイベントでしたが、エンラッドのようなリアル探索型のゲーム以外では 所持物を管理しないといけない問題が発生しないのでしょうか。

公演形式の謎解きイベントでは、一般に謎などが書かれた紙が大量に配布され、 そのことで、物の管理が発生します。 物の管理が苦手な自分に限らず、1人がその全貌を把握するには多すぎる量になっています。

ゲーム中に何より大切なのが役割分担と情報共有と言われますが、 情報共有については、この謎の書かれた紙をもっと管理しやすい手段があり、 全員が確認しやすい状況にあれば、もっと情報の共有はスムーズにいくはずです。

情報管理と謎解き

大量の紙の配布という手段は、"情報共有を難しくすることで一人一人の活躍が大事になってくる"という点や、"コミュニケーションを活発にする"という点のほか、 他にも公演として成立させる色々な点を満たしており、捨てがたい理由は多いのです。

けれども自分がリアル公演を作ることになったらおそらく、これ以外の形を模索することになると思います。

それは、本人が物理的な物の管理を苦手としているのもありますが、

リアル体験イベントで謎を解くことに成功したチームメンバーが、隠れたゲームの仕組みや舞台設定に気づく瞬間をゲーム中に持ってきたいという思い

そのためにはゲームの最後ですべての情報が全員に完全に揃っている状態にしたいという思い

そのために、情報共有がスムーズにいくことは前提で、その上で各自が考察を話すことをコミュニケーションの軸に置きたいという思い

があります。

最後の、情報共有ではなく、考察を共有するというのが、 人によってやり方も速度も広がる方向も違っているため難しく、 それを許容できるようなものにしたいという点も突き詰めていく上での課題となりそうです。

最後に

来年は公演のフレームワーク設計ができるといいですね。

もし、それがなぞともカフェのキューブで実現できそうならばキューブを利用するし、 他の形になるかもしれません。キューブはそもそも紙がないので相性が良いかもしれません。

来年の零狐春にもご期待ください。

モンケンプレイ記

モンケンというクラウドファウンディングで作られたゲームが話題だったのでプレイしました。

モンケン http://monken.jp/

爽快感は他の物理演算ゲームの方があるのかもしれないが、 若干癖がある動きに慣れる上達感と、 少し頑張ったら休憩を取らずにゲームクリアできる軽さが楽しめた。 スコアタはあまり楽しくなさそうなので目指すならノーコンクリアあたりになりそう。

このテーマで面白いゲームを期待できるかというと期待できないし、 今回完成したものを遊んでみたらテーマを見た時の期待以上だった。

クラウドファウンディングでお金を集めたときに語られたビジョンなどは全く知らないけど大風呂敷を広げていたんじゃないかと思える。

スマホゲームとして出して、このゲームで制作費250万円として、ぎりぎりしんどそうな感じがする。

その他

  • 部分最適的な調整はされているし、楽しめた
  • ゲームクリエイターの人がお金をもらって出せるゲームかというと、つらいものがあるのでまだ出したくないと言った気持ちはわかる
  • 演出やサウンドなどがインディーズの域をこえてしっかりしている、ある意味アンバランス

といった印象を受けた

音ゲー風ビジュアライザ試作


音ゲー風ビジュアライザ試作 - YouTube

使用言語、フレームワークC++/openframeworks (外部アドオン不使用)

高速フーリエ変換 →1オクターブを12に分割しピッチ、大きさの両方を対数軸にする →低い方から7オクターブ分は左端のレーンにまとめる

・ピーク検出 とりあえず微分して符号が正から負に変わる位置にノーツを配置 BPM検出による補正とピーク検出の精度を高めたい

19911Notes

音源: AGEHA - Ryu☆

追記

ところで音ゲー風で検索したら 「テトリスの操作を音ゲー風にしてみた」が出てきたのでこれに関連して何か作ってみるかなあ。

placekitten.com の猫を眺めるためだけのサイトを作った

Webサイトなどの制作の途中で、とりあえずで入れておくダミー画像、 サイズを指定して自由に画像を生成出来るジェネレータには色々な種類のものがあるようです。

制作途中にお世話になる、ダミーテキスト・ダミー画像のジェネレーターいろいろ | Webクリエイターボックス

nyan

{placekitten}

PlaceKittenはダミー画像を子猫の画像で生成する点が特徴的です。にゃんこは正義。

これは積極的に使っていきたい。むしろ使わなくても眺めてたい。

というわけで眺めるだけのページを作りました。→ Kitten

画面サイズに合わせた猫の画像がでます。 クリックすると画面が四分割されて四枚の猫が出現します。

近況

書くネタが無くて書いてないわけではなく、 書くネタがたくさんあるのに書いてないから後悔になるわけで、

例えば

昨日思いついたゲーム - w125のブログ

こんなコネタっぽいことは年間100個ぐらいやっているけれども、 ソースコードをgitで管理しているわけでもなく、 どこかにまとめているわけでもないので、その辺りを書き出してまとめたかった気がしないでもなかった。

継続は力ですね、本当に。

というわけで、20エントリーは書かないにしても、 これからの更新の希望もこめて、 今日中にせめてここ数日でやったことくらいは書き出してみたい。

最近主に取り組んでいること

OpenframeworksとLeap Motionと顔認識とかで色々やってます。

片手間にやったこと

  • [キー音無しBMS] 仮装大賞
  • さくらVPS導入
  • fizz-buzz
  • Wind Runner Card Simulator
  • DOMによるパーティクル

まだまだ色々あるけれどもすぐblogに書き出せそうなのはこれくらい。